学校紹介

学校長挨拶

ここ聖母の騎士には、1981年2月に、日本史上初めて来日された前ローマ教皇ヨハネ・パウロII世が訪れました。

また翌年の4月には、ノーベル平和賞を受けたマザー・テレサ『コルカタの聖テレサ』も訪問して下さいました。

本校の創立者聖コルベの愛の心に触れるためです。 世の中で一番価値のあるものは「愛」です。 マザー・テレサが世界中に与えてくれた大きな感動と希望は、その愛から生まれたものです。 人は誰でも幸せを求め、平和を願っています。

この願いがつづく限り、今はたとえ戦場と化したところであっても、いつか必ず希望の夜明けがやってくると信じています。

多くの少年たちが、本校で学ぶことによって真の愛を知り、その愛に包まれた幸せな人生を歩み、世の中の希望の光となってくれることを祈ります。

聖母の騎士学園理事長 聖母の騎士高等学校長 﨑濵 宏美

建学の精神

和と善

すべての善は神からのものである。

1930年、本校を創立したコルベ神父の教育理念は“和と善”の精神です。“和”は静謐な秩序。“善”は善意。日々の中で神からのたまものである“善意”をもって考え、行動する人間を志す―本校建学の精神です。

聖人の生き方に学ぶ

本校の設立母体は、イタリア・ローマに本部がある“コンベンツアル聖フランシスコ修道会”です。およそ800年前にイタリア・アシジで活躍した修道士・聖フランシスコによって創立されました。この修道会を初めて日本に伝えたのがコルベ神父です。 コルベ神父によって創立された本校では、カトリック・ミッションスクールならではの理念により、他人を思いやる優しい心、寛容さ、謙虚な姿勢など豊かな精神を養っていきます。 なによりも聖フランシスコと聖コルベの生き方を模範とし、より高い人格の形成をめざしています。人間の尊厳を保ち、精神的、肉体的諸能力を高め、移りゆく社会にあって真理を追求し、また真の知恵に基づいた判断力と行動力をもった人間の育成を目標としています。 時代を超えて共感を呼ぶ二人の聖人。その生き方が教育の基本です。

平和の祈り

神よ わたしをあなたの平和のために用いて下さい

憎しみあるところに愛を

争いのあるところに和解を

分裂のあるところに一致を

疑いのあるところに真実を

絶望のあるところに希望を

悲しみのあるところによろこびを

暗闇のあるところに光をもたらすことができますように

助け導いて下さい

神よ わたしに

慰められることよりも慰めることを

理解されることよりも理解することを

愛されることよりも愛することを望ませて下さい

私たちは与えることによって与えられ すすんでゆるすことによってゆるされ 人のために死ぬことによって 永遠に生きることができるからです

学園訓

人は神の似姿である 故に人の尊厳を保ち 神以外の何者も怖るな

大自然に学び愛せよ 而して創造主に近づけ

自己放棄と祈りを忘るな 而して真の知恵を求めよ

真の愛を保て 而して他者に己が心を開け

若き日に規律と礼儀を身につけよ 秩序の中に和あり 故に秩序を学べ

すべてに善を行って 倦くことを知るな

沿革

1930
コルベ神父、ゼノ修道士ら一行、長崎に上陸
1931
コルベ神父、本河内に修道院設立
1936
コルベ神父、故国ポーランドに帰国 聖母の騎士小神学校(本校前身)設立
1939
コルベ神父ナチスに捕らえられる
1941
コルベ神父、アウシュビッツ収容所で殉教
1946
本河内に聖母の騎士小神学校(中学部)開校 永井隆博士、本校で教鞭を執る
1949
同地に聖母の騎士小神学校(高等部)開校
1951
学校法人『聖母の騎士学園』発足
1962
本学園の新校舎落成
1968
制度を普通科に変更し一般生募集を開始
1974
聖母の騎士学園修道院開設
1980
高等学校教室を増設
1981
教皇ヨハネ・パウロII世、日本史上初来日 コルベ神父の遺徳を偲ばれ『聖母の騎士』を訪問
1982
創立者コルベ神父『聖人』となる 「ノーベル平和賞」を授与されたマザーテレサ『聖母の騎士』を訪問
1986
新体育館落成 聖コルベ記念館・聖コルベ志願院落成
1992
『無人島』修学旅行開始(~2002年)
1994
聖コルベ生誕100周年記念学園宗教劇公演 翌年より『学園宗教劇』定期公演開始
2003
『情報』パソコン教室新設 全教室エアコン完備

学校評価

『令和4年度 学校評価』は、こちらをご覧ください。
 

学校いじめ防止基本方針

『令和4年度 学校いじめ防止基本方針』は、こちらをご覧ください。

校名・校章の由来

校名はカトリック・コンベンツァル聖フランシスコ修道会の内部団体で、本校の創設にあたった「聖母の騎士会」に由来しています。

校章の『S』『M』『I』はそのラテン名『Seminarium』『Militiae』『Immaculatae』 (聖母の騎士学園)の頭文字です。

校章のデザインの鳩は本校の建学の精神である「和と善」の「和」を表しています。

聖母の騎士学園校歌

作詞 石橋  理

作曲 末吉 矢作

天駆ける鶴の港の 東なす丘陵の辺に 群れ集う 男子を見ずや 青雲の志も高く 究むるは不窮の真理 求むるは 久遠のいのち あゝこれぞ 我等が母校 聖母の騎士学園

吹き荒ぶ無常の風を たらちねの母の腕に 依頼り避け 伸びゆく我等 栴檀の香りも高く 漲るは平和の息吹 溢るゝは 聖なる希望 あゝこれぞ 我等が母校 聖母の騎士学園

所在地

市街地を見下ろす英彦山の麓、緑に包まれた静かな丘陵。美しいルルドを後ろに、修道院、教会、聖コルベ記念館など、自然と敬虔な祈りに包まれた空間は、教育の場として最適な環境です。

本校へのアクセス
路面電車
蛍茶屋電停下車 徒歩約10分
長崎バス・県営バス
番所停留所下車 徒歩約3分

学校へのアクセス例

諫早方面のA君

三和方面のB君

小ヶ倉方面のC君

岩屋方面のD君

長与方面のE君

学校法人 聖母の騎士学園 聖母の騎士高等学校
〒850-0012 長崎市本河内2丁目2番2号

小神学生

小神学生とは

将来神父と修道士となることを希望し、それを教会から認定を受けている中学生・高校生を言います。といってもまだ神学を学ぶわけではなく、志願院で一緒に生活を共にし、勉学と祈りを、そして様々な活動に参加しています。

聖コルベ志願院について

カトリック教会の神父・修道士を志す小神学生の生活の場です。 早ければ中学校から家元を離れ、自分たちの夢をたしかめるために、勉学と祈り、修道会の養成を受けています。 詳しくはこちら

平日の時間割と行事等

06:20
朝の祈りとごミサ(40分)
07:15
朝食
08:20
登校

~学校の時間割~

18:15
夕食
18:50
晩の祈り(15分)
20:00
自習(2時間)
22:00
就寝

行事は誕生会、長崎の各種殉教祭、遠足、フリーディなど 日曜日には、隣の本河内教会で侍者などの奉仕とオルガンレッスン

卒業後のこと

関町志願院・修道院に在籍しながら、東京の一般大学を卒業したのち、上智大学神学部に編入学します。 すべての課程の終了後に、神父と修道士になります。 その後、修道会の教会、幼稚園、学校、施設などに派遣されます。 また、修道会の本部があるローマ、修道会のゆかりの地であるイタリアのアシジに派遣される場合もあります。